Tag: VPN

VPNとフィルタ型ルーティング

Posted by on March 7, 2010

yamaha-filter-routing-concept

ヤマハルーターが備えるフィルター型ルーティングは、同一方向経路でありながら途中の経路を条件指定で複数経路に割り振ることができ、経路選択の条件指定をフィルタで行うので「フィルタ型ルーティング」と呼びます。以下の疑似設定で考えてみます。

ip lan1 address 192.168.1.1/24
ip filter 1 pass 192.168.1.0 * * * *
ip filter 2 pass 192.168.2.0 * * * *
ip route default gateway pp 1 filter 1 gateway pp 2 filter 2
pp selsect 1
# プロバイダ 1の設定
ip pp nat descriptor 101
pp enable 1
pp selsect 2
# プロバイダ 2の設定
ip pp nat descriptor 102
pp enable 2

以上の設定では、ローカル側192.168.1.0/24のセグメントはプロバイダ1で通信、192.168.2.0/24のセグメントはプロバイダ2で通信します。もちろんLAN側の別のルーターへの経路に振ってもかまいません。

ip route default gateway pp 1 filter 1 gateway 192.168.1.254 filter 2

このように「default」は本来一つの経路しか持ち得ないのですが、defaultの向け先をフィルタの条件に従って振り替えているのです。VPNの宛先等、特定の経路は直接インターネットに出し、その他の経路はVPN越えして本社から出す。等がこの例の応用です。もちろん、defaultのみだけでなく、その他のセグメント行きも同様に条件により切り替えることができます。

出先も事務所

Posted by on March 10, 2009

匠技術研究所では「出先も事務所」を実現します。

  • 業務効率を改善したい
    • 移動中の電車で会社のメールを確認、返信。
    • 訪問待ち合わせ時間に会社のメールを確認、返信。
    • 最新の在庫状況を確認したい。
    • 細切れの時間を有効活用したい。
  • 在宅勤務を有効活用したい
    • 在宅勤務者専用の業務パソコンを会社に接続したい
    • 在宅勤務者が会社と同じように勤務できるようにしたい

匠技術研究所では、この両方を実現し、実際に使っています。会社の経費節減の切り札は「出先を事務所化=細切れの時間を最新情報で有効活用」すること、「在宅勤務社宅を事務所化=在宅勤務を積極・有効活用」することです。

小規模事業者だからこそ「出先も事務所」で最新の情報を活用し、業務の効率を上げて競争力を高めましょう!

「出先も事務所」のお問い合わせはこちらから

ヤマハルータセミナー0902

Posted by on January 18, 2009

ヤマハルーターセミナー2009年2月開催分のご案内を以下にて行っております。
ご参加をお待ちしております。

情報技術の四方山話の案内記事へ

以下、引用

今回は、初めての運用管理者向けセミナーということで、少人数で行います。ご参加のほどよろしくお願いします。

■ヤマハルータネットワークの構築から運用まで~入門編~
○概要:
ヤマハルータを使ったネットワーク構築、運用に必要な実践的なポイントを軸にネットワーク設計から運用までの考え方を実機での動作を確認しながら説明しま す。これからヤマハを使う方、実案件をお持ちの方が対象です。入門編とはいえ、syslogホストの作り方等も含め即役に立ちます。

○講師:谷山 亮治
○期日(同内容):2月3日(火)定員4名、2月4日(水)定員4名
○時間:10:00-16:00(途中休憩含む)
○ご持参いただくもの:設定用シリアルポート付きPC。

○ご利用可能な回線
- ISDN回線
- Bフレッツ回線
- フレッツADSL回線
- EMobile回線(PC側)
- docomoハイスピード(PC側、ご用意できないこともございます)

○ヤマハルータ実機
RTX1200
RTX1100
SRT100
RT107e
RT58i
RT57i

○セミナー内容
0)基本操作
- 設定画面と設定方法
- webインターフェイス,コマンドライン操作の基本
- 設定の表示と保存
- ログの表示と保存

1)インターネット接続
- プロバイダ接続と基本設定
- ファイヤーウール入門と基本設定

2)ルーティングの基礎知識
- ルーティングの考え方
- ルーティングの実際

3)アドレス変換の基礎知識
- IPマスカレード、NATの実際

4)VPN接続
- NetVolanteDNS
- PPTP接続入門
- IPsec接続入門

5)ログを記録する
- Windowsでのsyslog収集
- Linuxでのsyslog収集

6)運用技術の四方山話
- 運用の留意点など自由に。

実回線に接続できるところが特長です。
定員も最大4名様なので詳細なお話ができます。

○ヤマハルータ器材協力:住商情報システム株会社

○費用
初回特価 一日15,000円 (両日同内容です。)

○お申し込み
希望日とお名前、ご連絡先を明記の上
問い合わせフォームをご利用ください

EeePCとEMobileで事務所へVPN接続

Posted by on January 3, 2009

EeePC 901-XとEMobileを持ち歩いています。このセットがあると、出先から事務所のパソコンを呼び出して使うことができます。これは便利です。使い始めたら手放せなくなりました。

最初につなぐまで「モバイルでは無理だよね」と思っていましたが「画面だけ」を呼び出す方法を使うことで充分に実用的です。全国を移動したときの利用の記録は情報技術の四方山話に書いています。瀬戸内に浮かぶ島でも使うことができました。

■SSH VPNでのモバイルVPN構成図

SSH VPN構成図

■SSH VPN経由で事務所のWindowsパソコンのログイン画面を呼び出したところ

EeePC上に現れた事務所のパソコンのログイン画面

EeePC 901-XとEMobileの接続では、以下のVPNの方法を実用試験も兼ねて使っています。

1)PPTP VPN
PPTP VPNは広く普及している方法でWindows、Mac OS Xパソコンが標準で備えている機能です。パソコン側は設定だけですみます。事務所側はインターネット接続点のヤマハルータ(RT57i,RT58i,RTX1100,RTX1200,RTX1500等)を使っています。ヤマハルータではモバイルパソコンが事務所のLANの中にいるときと同じように接続できます。ホテルや自宅などのLAN経由では接続できないこともあります。

2)SSH VPN
SSH VPNはWindowsは標準で備えていないので、SSHソフトウエアをインストールする必要があります。Windows上のSSHソフトは無償で入手できます。Mac OS Xでは標準の機能です。事務所側では事務所内にあるLinuxをゲートウエイとしています。もちろん多機能な有償SSH製品もあります。SSHの良さは、別項にあるPPTP VPNやL2TP/IPsec VPNよりも手元のパソコン側の通信条件の影響を受けにくく、ホテルや自宅等でLAN経由で接続するときも多くの場合使うことができます。PPTP VPNよりも接続認証を強化することができること、通信制限が容易なことが特徴です。インターネットサーバや通信機器の遠隔管理の分野では広く使われています。

3)L2TP/IPsec VPN
混乱しやすいところですが「IPsec VPN」も存在しますがL2TP/IP VPNとは別です。
L2TP/IP sec VPNはWindowsは標準で備えています。PPTP VPNよりセキュリティの強度が高いとされています。事務所側にはインターネットにつないだ専用のLinuxを使っています。この接続もPPTP同様ホテルや自宅のLAN接続ではつながらないこともあります。

もっぱらPPTP VPNを使うことが多いのですが、EMobileを使う場合は手元のパソコンが直接インターネットにつながるので、インターネット側からパソコンが攻撃を受けないよう、正しく設定する必要があります。手元のパソコンに追加ソフトが不要というてんでは、PPTP VPN、L2TP/IPsec VPNなのです。一方、モバイルPCはホテルや自宅のLAN経由で使うことも多いので、もっとも接続性の高いSSH VPNが良いのですが、これはWindowsパソコン側にソフトのインストールと、細かな設定が必要です。また事務所側にSSH VPNサーバが必要です。

モバイルパソコンの使い方に応じて適材適所でVPNの実現方法を選択する必要があります。事務所側のネットワークとの整合性も必要です。また事務所側のVPNゲートウエイの同時接続数の制限も考慮する必要があります。

この相似形として、在宅勤務者のパソコンの接続、一箇所にパソコン一台だけを多数展開するなどがあります。事務所のパソコンの画面を呼び出す方式であれば手元のパソコンに情報が残らないので、情報セキュリティ管理上もたいへん優れており、今後の接続方法の主流になります。

VPNの種類:概要

Posted by on January 2, 2009

VPNを使うと複数の事務所間や、モバイルパソコンと事務所間をつなぐことができます。ところがVPNにもいろいろあります。多くの場合混同して語られるので一体何が良いのやら判断がつきません。さらに、通信事業者でサービス名称が異なります。

一般企業・団体で選択の範囲は以下の範囲になるでしょう。

1)インターネットVPN
インターネットに接続したVPNルータ(ヤマハRT58i,RTX1100,1200など)との間でIPsec,PPTPとSSH等で暗号化し安全な通信トンネルを作り、事務所間、モバイルPCなどを結びます。企業内ネットワークの最も一般的な方法です。インターネットを利用するので基本的に世界中何処でもつながります。通信相手が異なるアクセス回線でも問題なく、フレッツADSLとBフレッツ間等、回線の状況に応じて選択することができます。インターネットを使う都合上、通信速度の保障はできません。インターネットにつなぐのでアクセス回線契約とプロバイダ契約が必要です。

2)フレッツ・グループアクセス
フレッツグループアクセスは、アクセス回線にインターネットアクセス回線として普及しているフレッツADSLやBフレッツを使い通信速度保証のない安価な自社専用IP通信網を提供します。アクセス回線がインターネット用なので、インターネットにもつながると誤解されがちですが、インターネットとは関係ありません。NTT東と西は接続料金を払えば接続できるようになりました。東京を大阪がつながります。NTT東と西内でインターネットを使わない閉じたネットワークを作るには良い方法です。Bフレッツのアクセス回線契約とフレッツ・グループアクセス契約が必要です。

3) IP-VPN
IP-VPNは様々な専用アクセス回線と接続用のルーターを使って高品質の自社専用IP通信網を提供します。基本的にインターネットとは関係ありません。「高品質」の最大のポイントは通信帯域の保障があることです。「帯域の保障」とは「指定の通信速度に達するまではIP-VPNの通信上で通信パケットが捨てられることがない」ということです。例えば帯域1Mbpsの契約では、1Mbpsに満たない通信が行われている間はほぼ一定の応答速度で通信できます。業務アプリケーション等で端末入力などサーバーとの間で一定の応答性が必要な場合に使います。アクセス回線契約とIP-VPNの契約が必要です。

その他の回線は、ほとんどの場合大企業で必要になります。中小企業ではほぼ必要ありません。

VPNの四方山話の設定がほぼ終わりました

Posted by on January 1, 2009

このサイトを立ち上げるのにほぼ一日かかりました。とはいえ、ドメインの取得からサーバーの手配、SSLの認証手配、サーバーの立ち上げ、メールの設定、ワードプレスの立ち上げ、記事の試験投稿などなど、一連のことを正月休みを利用して行いました。

でも、これが一日でできるんです。素晴しいことです。このサーバーを迅速に立ち上げる仕組みの検証も兼ねていましたが、ほんとうに速いです。記事編集はブラウザ経由ですし、メールもWebメールで読めるので、パソコン側には何も要りません。必要なものは、たぶん画像編集ソフトぐらいでしょうか。

まだ、ワードプレスに慣れている訳ではないので、練習モードが続きますが、皆様アクセスのほどよろしくお願いします。

このサイト立ち上げでも、インターネットVPNを使いました。

1)SSL VPN
ブラウザから編集画面やユーザ管理画面をアクセスするときに使います。このサイトはGlobalSignのSSL認証を受けています。SSLはインターネットの標準暗号化技術で、どなたでも使っています。

2)SSH VPN
サーバー管理で細かな設定をするときに、手元のパソコンからこのサーバーの端末画面を呼び出すときに使いました。SSHは一般の方には馴染みがありませんが、とても広く使われる暗号化技術です。